絹とは蚕の繭からとった天然の繊維。独特の光沢を持ち、古来より珍重されてきた。 主成分は蚕が体内で作り出すたんぱく質・フィブロイン。蚕の繭から抽出された極細の糸を数本揃えて繰り糸の状態にしたままの絹糸を生糸(きいと)ともいう。これに対して生糸を[[アルカリ性の薬品(石鹸・灰汁・曹達など)で精練してセリシンという膠質成分を取り除いてより光沢や柔軟さを富ませた絹糸を練糸(ねりいと)と呼ぶ。また、養殖して作る家蚕絹と野性の繭を使う野蚕絹に分けられる。1個の繭から約800〜1200mとれるため、天然繊維の中では唯一の長繊維である。 絹の成分セリシンは、お肌のもつ天然保湿成分その中でも重要なうるおい成分であるアミノ酸のセリンをより多く含んでおり保湿効果に優れている。セリシンは一般的にシルクが作られる前段階、蚕の繭に含まれる成分で、通常、繭から糸を紡ぐ段階で捨てられていたものであり、それが近年の研究で優れた保湿効果や、お肌のバリア機能を低下させる活性酸素の発生、シミの原因となるチロシナーゼのはたらきを抑える効果が見つかった。 肌への刺激も少なく、保湿・保護・美白に優れたセリシンはお肌をいたわるスキンケア成分として利用されている。絹の精錬作業をする人達が、水仕事なのに全く手が荒れないのは、この保湿や保護成分を持つセリシンが水に溶けだしているからである。 |
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